起業したときは誰もが「高収入を得たい」、「起業して仕事を安定させたい」と思うはずです。しかし、起業して誰もが成功するわけではなく、失敗してしまう人も多くいます。
「起業して失敗してしまうのはなぜだろう?」、「起業して失敗する人の傾向とは?」と失敗してしまう人の特徴をつかむことで、起業失敗の可能性を抑えることができます。
内容を紹介していきます。
起業して失敗しやすい人とは
起業して失敗する人は、考え方が安易であったり無謀な挑戦をしたりしたため失敗することがあります。
どのような考えや行動は失敗しやすいのか紹介します。
未経験の仕事に挑戦する
起業するときに未経験の仕事に挑戦する人がいます。起業するときに流行している職種や将来性のある仕事で起業するのは悪いことではありませんが、自分が未経験の仕事で起業すると失敗する確率は高くなります。
未経験の仕事であれば、どのように仕事をしていけばいいのか分からず、戸惑ってしまうことが多いです。また、未経験のため仕事のクオリティも高くなく、思うように集客もできず収入を確保しにくくなります。
未経験の仕事をするなら、始めに知識を得ていたとしても手探り状態で行うことがあるので、起業として成果を出すのにかなり時間がかかってしまい、「起業するための維持費を払うことができない」、「仕事の成果が出ない」という問題に直面して倒産し失敗することが多いです。
他人と同じやり方で起業する
他人と同じやり方で起業する人もいますね。起業して成功している人の経験ややり方を真似して行うなら「自分も起業して成功できるかも」と考えてしまいます。
しかし、同じやり方を真似して起業しても成功する可能性はかなり低いです。理由は、同じやり方では他のライバルとの差別化ができないためです。同じ職種の場合、やり方を工夫することで一定の顧客の層をターゲットにして呼び込むことが可能です。
同じ真似の仕方では、先にサービスを提供している会社側が実績や経験を持っているので、ライバルに勝つことはできません。
アイデアや集客方法などの理論は真似をするのは価値がありますが、全く同じやり方では起業で成功することは難しいですね。
変化についていくことができない
起業して仕事を始めたとしても、変化についていくことができないなら、起業しても結果を残すことができないきずに、倒産してしまうことになります。
社会の状況は常に変化しているので対応が求められます。1年ごとに新しい技術の開発や制度が整備されていくので、変化に対応して仕事をしていく必要があります。
もし、変化に対応することができないなら、顧客は新しく便利なサービスを求めて離れていきますし、仕事を依頼するクライアントも契約を打ち切られてしまうことになります。
もちろん、変化せずに残しておく所も必要な場合があるので、その点の見極めは必要です。しかし、社会の変化に対応せず、自分の考えや今までの体制に固執してしまうと起業を継続して行うことができず失敗してしまいやすくなります。
資金管理ができない
起業するなら資金管理も大切な仕事の1つです。起業した後は仕事を継続して行うことができるように、キャッシュフローや経費の確認、収益の計算など収支と支出のバランスを考える必要があります。
もし、収支が多くても経費が多く支出が収支を超えてしまうなら赤字となり、会社を存続させることが難しくなります。
仕事が軌道に乗って収益を安定させていても、仕事の資金を確保できていなければ、借金をして会社を潰してしまうことになるので、資金管理ができない人は起業しても成功しにくいです。
もし、資金管理が苦手ならば、経理を雇って資金の流れや収入が入る期日を管理してもらうように対策を講じることが必要でしょう。
冷静に分析できない
起業する人は冷静に分析を行える人でなくてはいけません。起業するなら自分の意向しだいでいろいろな事業に携わることができます。例えば、事業拡大を行って利益を広げていくこと、また決算から自分の事業の問題点を分析して改善していくことなどです。
ただ、新しい事業を持ち出されたときや問題を早く改善したいときに、自分が冷静でなければ事業が傾いてしまうこともあります。
事業拡大をしても予想通りの顧客を得ることができずに売上が伸びないなら、収益確保の失敗となります。また、早期に問題改善を図ってしまったために、事業の運営資金がなくなってしまうと倒産に危機に陥ります。
メリットの大きい事業計画でも、冷静に分析をして対策などを思案しなければ、事業が傾いてしまうこともあるため、冷静さを保てない人は起業しても失敗してしまうことがあります。
起業する前に自己分析するのが大事
起業したときに誰も「失敗したくはない」と思いますね。起業して失敗する確率を少なくさせるためには、自己分析することが大事です。
自己分析は主に、
・自分は冷静に分析できるか
・運営の知識や集客のノウハウを持っているのか
・先を見据えた事業を展開できるか
・資金のやりくりを行えるか
などです。
自己分析することで「起業するべきなのか」、「もっと経験を積むべきか」など、起業した後に事業を継続できるのか準備することができます。
もし、自己分析して不安な点があるなら、その点を改善してから起業を考えることで失敗することを防ぎやすくなります。
まとめ
起業を考えることはいいことですが、起業して失敗する大きな損失となるので、勢いだけで始めるべきではありません。
起業する前に自分が「起業して成功できる」と自信を持っておくことが大事です。起業する自信を持つためには、自分が失敗しそうな思考や行動をしないのか自己分析することです。
ぜひ、自己分析して起業がうまくいくようにしてください。
コメント